井前建設 × ICT 技術
弊社は、国⼟交通省が推進するi-Construction に対応し、⾼い精度を有するICT 技術を導⼊しています。その技術は⽣産性だけでなく、安全性の向上にも繋がります。ICT 技術は、ドローンによる⽴体的なデータを伴った緻密な測量に始まり、設計・施⼯計画から施⼯・施⼯管理に⾄るまでの3 次元データによる管理、そして、3D マシンコントロール機能を有する重機による⼯事を実現するなど、プロセスにおける効率・精度、そして安全⾯に対するソリューションを提供します。
ドローンによる地形データの採取
特殊な装置を取り付けた産業⽤ドローンによって現場上空を⾶⾏、3D 解析処理に必要な地形情報を採取します。
地上型レーザースキャナー×空中写真測量
地形情報の採取については、弊社では国⼟交通省が推進するi-Constructionが本格化する以前から福井コンピュータ-TREND-POINTを導入し、IS305・ドローンを利用しており現在では、ドローンはDJI P4・M600、地上型レーザースキャナーは、TOPCON GLS-2000(ロング)を所有し、起工測量・出来形計測で使用しております。弊社では普段使いのICTを実施し、全ての現場において点群作成を行っております。また弊社の各工事現場の監理技術者は起工測量等で採取したデータをICTでの活用の他に福井コンピュータ-TREND-COREを駆使し、3D技術を用いた測量・工法の作成・社内での作業工程会議・作業員への安全対策・地元説明会など様々に活用しています。(下記の画像は、UAV/TLSの点群合成)
弊社では、社内での統制を保つ為、工事現場⇔本社とのアクセス環境が整っており、また3D技術については、全社員が把握出来るような環境作りを実現しており、必要に応じアクセス可能なモバイルを持参して、敏速に描画出来る環境でもあります。また、弊社では起工測量⇒3次元設計デ-タ作成⇒出来形計測まで出来る環境でもあります。
福井コンピュータのソフトウェアによる3D 技術を⽤いた測量・⼯法の作成
UAV 測定によって取得した情報をもとにコンピュータによって現場の地形を3D 化し、緻密かつ正確に再現します。その測量結果をもとに施⼯計画を作成し、実際の⼯事における重機、作業員の動きをバーチャルで再現。⼯事の全⼯程を客観的に把握し、シュミレーションします。
ICT によるマシンコントロール
福井コンピュータによるICT 技術を⽤いて重機の動きをオートメーション化します。振動ローラの転圧システムやブルドーザの排⼟板の⾼さを⾃動調節するなど、GPS と3Dデータによる、精度の⾼い作業が可能となります。また、加藤製作所による油圧ショベル「HD820-7 MC」を導⼊。その初号機が納品されました。
この重機はショベルフロントを制御することによって、レバー1 本で⽬標施⼯⾯に沿った掘削が可能となります。